【佐賀】太良「町おこし」映画上映会 8月に佐賀市でも開催

 佐賀県太良町の町おこしをテーマにした映画「TARA・ROCK」の上映会が開かれ、町内外の約400人が楽しんだ。終了後、舞台あいさつに立った出演者たちに入場者から大きな拍手が送られた。


上映後、客席に向かってあいさつする出演者たち

 上映会は6月7日、町自然休養村管理センターで開かれた。佐賀市のロックバンド「Beat Crab」の久佛恭平さん(33)らが演じる3人の若者を中心に、タウン誌記者の女性や若者たちを後押しする住民らの応援を受け、ロックで町を元気づけようと取り組む物語。

 90分の映画を見終えた後、永淵孝幸町長(76)は取材に「町の豊かな自然や人の優しさが伝わってくる内容だった」と喜び、「町の魅力をもっと高めるため、子育て支援や福祉事業なども充実させていきたい」と力を込めた。また、年代の差を超えてバンドのメンバーを支える役を演じた地元の木下敏恵さん(80)は「ストーリーを聞いて『町のためになる』と思って出させてもらった。いい経験になりました」と笑顔で話した。


太良町の永淵町長


 8月16日は佐賀市天神3のアバンセ、同31日は同市駅前中央2の佐賀GEILSで、いずれも午後2時から上映する。料金は、7日の上映会で配布された特別鑑賞券ありの人1000円、ない人2000円。


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