【山口】関門海峡花火大会 8月13日開催!1万8000発
夏の風物詩「関門海峡花火大会」が8月13日夜、関門海峡をまたいで山口県下関市と北九州市で開催される。下関側からは昨年より3000発多い1万500発、北九州側からは7500発の計1万8000発が打ち上がり、夜空と海を彩る。今年は、コロナ禍で成人の日記念式典が中止になった2021年当時の対象者を有料観覧エリアに招き、記念式典も行う。
花火大会は1985年、一般財団法人・下関21世紀協会の主催で始まり、88年から北九州市門司区側でも打ち上げられるようになった。合同開催は今年で38回目を迎え、実行委員会(事務局・下関21世紀協会)などが主催する。
ドローン840機のショーも
開会式は午後7時35分から門司会場であり、同45分からは下関会場でドローン840機によるショー(ドローンスクール下関主催)が開かれる。
打ち上げは午後8時から約50分間の予定でスタート。水中花火や一尺玉40連発、中越地震などの被災地の復興祈願として不死鳥をイメージした花火「フェニックス」などが披露され、一尺五寸玉2連発で締めくくる。下関側は「日本一の花火大会」を目指して打ち上げ数を増やしていきたい考えで、今年は3000発を増やすことにした。
岬之町ふ頭・あるかぽーと、カモンワーフ、唐戸市場前には有料観覧エリア(午後3時開場)が設定され、うち岬之町ふ頭・あるかぽーとには指定席が設けられる。料金などは大会公式サイトで確認でき、チケットはリンク先の有名プレイガイドなどで購入できる。
2021年の"新成人"を招待
2021年の成人の日記念式典対象者(2374人)を招待し、記念式典を開催するのは下関市と市教育委員会。事前の募集に対し、約500人から申し込みがあったという。参加者は午後4時から岬之町ふ頭エリアである式典に臨み、エリア内の特別席で花火を楽しむ。
下関市役所で記者会見した大会実行委員長の近藤賢一・下関21世紀協会理事は「大会を次世代に引き継いでいきたい」と強調。大会会長の中野秀行・同協会理事長は「今年も市民の皆さんの期待に応える大会にしたい」と力を込めた。昨年は両岸で約40万人ずつ、計約80万人の人出でにぎわったという。
問い合わせは同協会(083-223-2001)へ。