【鹿児島】青い色の温泉わき出した!指宿の市営温泉施設

　11月26日に新装開館する鹿児島県指宿市山川福元の市営温泉施設「ヘルシーランド」の露天風呂「たまて箱温泉」で、鮮やかな青い色の温泉がわき出した。源泉を掘り替えたことで新たに出るようになったといい、市の担当者は「景観とあわせて楽しんでほしい」と話している。

青色の温泉がわき出したたまて箱温泉(鹿児島県指宿市提供)

　市によると、青色に見えるのは天然成分の「メタケイ酸」が多く含まれているためで、地下から地上に出て酸素と触れることで結晶化し、太陽光に反射して青く映るという。メタケイ酸の含有量は従来は源泉1キロあたり約272ミリ・グラムだったのに対し、掘り替え後は約587ミリ・グラムと2倍超に増えた。

　市観光施設管理課の井手康博さんは保湿効果もある成分だといい、「名前は『たまて箱温泉』だが、若返りそうな温泉になった。多くの人に訪れてほしい」と呼びかけている。