「ゴールデンカムイ展」福岡で開幕 人気漫画の世界に没入!

迫力あるイラストが並ぶ壁面

記事 INDEX

  • 発行2300万部超
  • キャラを身近に
  • 多彩なグッズも

 人気漫画『ゴールデンカムイ』の世界を満喫できる展覧会「連載完結記念 ゴールデンカムイ展」が10月15日、福岡市博多区の福岡アジア美術館で始まりました。会期は11月27日まで。多彩なイラストの展示のほか、人気キャラクターにちなんだ企画も用意され、来場者を夢中にさせています。

発行2300万部超

 『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道・樺太が舞台。金塊争奪戦を発端に、元兵士の杉元佐一、アイヌの少女アシㇼパらの旅路を描きます。民俗や史実を盛り込み、アイヌ文化への関心を高めた作品としても知られ、日本漫画家協会賞・コミック部門大賞など多数の賞に輝きました。


初日から多くの来場客がつめかけた会場

 北海道出身の漫画家・野田サトル氏が週刊ヤングジャンプで2014年から連載を始め、今年4月28日発売号で終了。コミック全31巻の累計発行部数は、7月時点で2300万部を突破しました。

 今回の展覧会では、冒険・歴史・文化・グルメ・狩猟といった、作品の多面的な魅力を一挙に紹介。120点を超えるイラストや、作品に登場した民具の関連資料なども並びます。


作品に登場するグルメも紹介

キャラを身近に

 会場は6ゾーンで構成。最初の「金塊争奪戦の開幕」では、主要キャラクターが集結。杉元の軍帽、アシㇼパのマキリ(小刀)などキャラ愛用品のモデルとなった民具も並びます。野田氏の個人所有の品々で、主催者は「ファン必見!」とアピールしています。


イラストのほか、主要キャラクターに関連する民具も並ぶ

 続くゾーン「24人の刺青(いれずみ)囚人」では、網走監獄内をイメージした空間に、金塊のありかを示す刺青が掘られた囚人たちを紹介。アイヌの暮らしをパネルや資料で伝えるゾーン「命を繋(つな)ぐものたち」には、野田氏の所有品のほか、国立アイヌ民族博物館(北海道)が保管する民具なども並びます。


各所でキャラクターが迎えてくれる

 さらに、作品中の三つの大きな戦いを追う「それぞれの役目」、迫力あるカラーイラストを集めた「黄金色名画廊」が続きます。最後のゾーンは「来場してからのお楽しみ」(主催者)とのことです。


迫力あるカラーイラストを集めた「黄金色名画廊」

 キャラのお面を付けて鑑賞できるイベントも企画。期間中の毎週金曜は「脱獄王 白石由竹ナイト」、毎週土曜は「鶴見中尉ナイト」として、いずれも午後4時30分から来場者にお面を配ります。使用したお面は、持ち帰ることができます。

多彩なグッズも

 このほか、来場者には特典として、野田氏が本展のために描き下ろしたイラスト入りのミニ色紙をプレゼント。曜日によって異なるキャラクターの絵柄が用意されています。曜日ごとの絵柄は福岡会場公式サイトで確認できます。


曜日ごとに絵柄が異なるミニ色紙や、イベント時に配られるお面も用意 © 野田サトル/集英社

 公式グッズショップには、東京会場(4~6月)、京都会場(7~9月)で人気を博した図録や文房具、雑貨に加え、20種類以上の新商品が追加されています。杉元やアシㇼパらがくつろぐ場面を模した「芝ふさふさミニアクリルスタンド」など、注目のグッズがそろいます。


新商品もそろう公式グッズショップ

 10月15、16日のチケットは完売。主催者は「笑いも涙も過去も未来も、全部煮込んだ超特盛りの”闇鍋展覧会“です。是非ご鑑賞ください」と呼びかけています。


建物の入り口に掲げられたビジュアル



イベント名 連載完結記念 ゴールデンカムイ展 福岡会場
会期 2022年10月15日(土)~11月27日(日)
水曜休館 ※11月23日(水・祝)は開館し、翌24日(木)が休館
開催時間 9:30~18:00(金曜・土曜は20:00まで)
※最終入場は30分前まで
開催場所 福岡アジア美術館 企画ギャラリーA·B·C
(福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7階)
料金 新型コロナウイルス感染拡大防止のため予約優先制とし、日時指定のチケットを持参した人から優先的に入場できる。
一般:1800円
高校・大学生:1400円
小中学生:800円
グッズ付き:4000円
※未就学児は18歳以上の保護者1人につき1人まで入場無料
※障害者手帳を提示すると入場無料。詳細は福岡会場公式サイト
日時指定チケット/グッズ付き日時指定チケットはイープラスHP内特設サイトから
公式サイト 福岡会場公式サイト


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