一緒に保護犬の飼い主に!糸島「Club31」がサポーター募集

「Club31」で保護する3匹をなでる槌田さん(左)

 福岡県糸島市の海沿いに、飼い主のいない犬を保護する新しいスタイルの施設「Club31(クラブサーティーワン)」がある。複数の人が共同で飼い主になる「サポーター制」を導入しており、「動物保護の新たなモデルになれば」と支援を呼びかけている。

新しいカタチで家族のように

 保護施設は2022年5月、ドッグカフェに併設する建物に開設。空調のきいた室内には犬用ベッドやトイレなどの設備を備え、屋外にはドッグランがある。

 現在、コロ(オス、10歳)、ライナ(オス、推定1歳)、チャック(メス、3歳)の3匹を飼育。それぞれの犬のサポーターを募集しており、計約10人が登録。家族で世話をしているケースもある。通常の世話はスタッフが行うが、サポーターになると、支援する犬と遊んだり、餌をやったりできる。犬1匹につきサポーターは31人までで、餌代などに充てる会費は月額制で3000~8000円。

 福岡市に住む夫婦は、22年7月からコロのサポーターになった。夫婦ともに犬好きだが、自宅マンションはペットの飼育が禁止されており、「寂しい思いをしている犬の助けになりたい」と支援を決めたという。週2回ほどコロに会いに行き、一緒に散歩などをして楽しむ。妻(56)は「会うたびにコロちゃんの成長や変化が感じられて、家族のようです」と話す。

飼えない人、諦めている人に

 施設を運営するのは21年5月に設立した大阪市の団体「MY GLOBAL GOALS(マイグローバルゴールズ)」で、海浜の清掃など社会貢献活動に取り組む。スタッフの槌田春花さん(23)によると、サポーターには、保護犬を助けたいと思っていても自宅では飼えない人や、高齢などを理由にペット飼育を諦めている人などを想定している。


保護犬への支援を呼びかけるClub31のウェブサイト


 餌代や通院費など飼育に要する費用は会費だけでは足りず、寄付金や併設のドッグカフェの売り上げも充てている。引き取れる犬の数も限られており、槌田さんは「支援する人が多いほど、守れる命が増える。保護犬を助けたい人は、『サポーターになる』ことも選択肢に入れてほしい」と話す。


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