元気を届けたい!「わっしょい百万夏まつり」をミクスタからライブ配信

 北九州市の夏の風物詩「第34回わっしょい百万夏まつり」が9月5日、同市小倉北区のミクニワールドスタジアム北九州で無観客で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでのライブ配信となったが、参加した22団体計約300人は、コロナの早期収束を願いながら、力強いダンスや伝統芸能を披露した。


 例年は8月に市中心部で開かれるが、コロナの影響で昨年はオンライン開催に。今年はワクチン接種が進む9月に時期をずらし、ミクスタで入場者数を制限して実施する予定だったが、4度目の緊急事態宣言発令を受け、無観客開催に変更した。


 会場では、戸畑祇園大山笠や黒崎祇園山笠、若松五平太ばやしなどの保存団体のメンバーらが少人数で出演し、勇壮な太鼓演奏やお囃子(はやし)を披露。例年約1万人が参加する「百万踊り」も約40人で行われた。


 筑前若松五平太ばやし振興保存会の江口奈緒美会長は「みんなに元気を届けたいとの思いで臨んだ。来年こそはコロナが収束し、普段通りのまつりができることを期待している」と話した。


 会場の近くからは花火約2000発が打ち上げられた。

(写真:大野博昭)



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