北九州市門司区の門司港発祥とされる伝統芸能「バナナの叩(たた)き売り」の保存継承を目的とした「門司港バナナ塾」が6月13日に開講した。10月までに10回の講義が開かれ、18人が実演などを通して技能習得を目指す。
10~80歳代の18人が受講!
叩き売りは、明治時代に台湾からバナナが大量に輸入されるようになった際、輸送中に熟してしまった一部のバナナを早急に換金する手段として門司港の露天商らが始めたとされる。客の購買意欲をかき立てる独特の節回しが特徴で、2017年には日本遺産「関門"ノスタルジック"海峡」の構成文化財に認定された。
バナナ塾は、7団体で構成する「門司港バナナの叩き売り連合会」と区役所でつくる実行委員会が毎年開催しており、25年までに202人が修了。20期生となる26年は北九州市のほか福岡市や山口県下関市などから10歳代~80歳代の18人が受講する。
この日は連合会のメンバーが塾生を前に「さぁさぁ買(こ)うた、さぁ買うた」などと軽快なリズムで手本を披露。受講した福岡市東区の障害者福祉施設運営会社社長、口脇信介さん(44)は「施設の障害者と一緒にバナナを売りたいと思っているので、まずは自分がここで技能を身につけたい」と話していた。
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