三菱地所は、福岡市・天神で運営していた商業施設「イムズ」の跡地に、地上20階・地下4階建ての複合ビルを建設すると発表した。容積率などが緩和される市の再開発促進策「天神ビッグバン」の認定を受け、高さは約91メートルとなる。2023年7月に着工し、26年3月の完成を見込む。
オフィス、ホテルや商業施設
新ビルの延べ床面積は約7万4000平方メートルで、16~20階の高層フロアなどにホテル、3~15階にオフィスなどを入れ、2階~地下2階に商業スペースを設ける。
ビルの外装に九州産木材を使うほか、南側には500平方メートルの広場を設ける。換気システムなどを整備して感染症対策を強化する計画だ。
イムズは1989年にオープンし、若者文化の発信地として親しまれてきたが、2021年8月に閉館した。