大丸福岡天神店×福岡パルコ 期間限定店舗でコラボ

 福岡市・天神の大丸福岡天神店は2月17日、同じ天神地区の商業施設「福岡パルコ」に期間限定店舗をオープンした。両者が協力してイベントを手がけるのは12年ぶりといい、グループ内の連携を強化して集客効果を高めるとともに、大型再開発計画が相次ぐ一帯のにぎわいづくりにつなげたい考えだ。


福岡パルコに設けられた大丸福岡天神店の期間限定店

 福岡パルコの本館地下1階のスペースに「ダイマル ポップアップ」と名付けた店舗を設け、北海道産や英国産など国内外のバターでつくるスイーツをそろえた。2~3週間ごとに店舗を入れ替えながら、今後2年程度をめどに営業する。

 大丸福岡天神店と福岡パルコが協力して企画を展開するのは、2011年に共同で初売りセールを実施して以来という。現在は両者とも流通大手J・フロントリテイリング傘下として人事交流を行っており、今回、パルコ側に空きスペースができたことから、百貨店と商業施設で異なる客層の取り込みに向けて実施した。

 福岡パルコは、福岡市の再開発促進策「天神ビッグバン」を受けて2026年にも解体を始め、大型再開発に乗り出す計画を進めている。一帯ではすでに他の事業者による再開発ビルが相次いで完成しており、大丸福岡天神店は「(共同企画を)再開発で勢いを増す天神エリアの活性化につなげたい」としている。


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