【山口】地域活動や健康づくりに参加して「うべポイント」

 山口県宇部市は10月から、地域の活動や健康寿命を延ばすことにつながる取り組みなどに参加した際にポイントを付与する「うべポイント」事業を始める。集めたポイントに応じ、最大1万円分の買い物などに使えるデジタルギフトとして還元する。

買い物に使えるデジタルギフトに

 同市では自治会やこども会、PTAなどの担い手が減少していることから、2023年4月から毎週水曜を「地域活動の日」と定め、若い世代や働き盛りの世代でも地域の活動に参加しやすい環境づくりに取り組んできた。うべポイント事業には、各活動へのさらなる参加を促す狙いがある。


宇部市の公式LINEアカウントから利用する「うべポイント」のメニューイメージ画面

 うべポイントを集めるには市の公式LINEアカウントへの登録が必要で、市民以外も参加できる。ポイントの対象は、地区の祭りや運動会の準備、後片付け(各200ポイント)、地区のイベントに来場者などとして参加(10ポイント)、健康診断やがん検診、歯周病検診の受診(各10ポイント)、自主的に行うウォーキング(1か月10ポイント)など。

 各イベントや検診の会場などに設置されたQRコードを読み込むことでポイントが付与される。ポイントをためることができるのは、初年のみ10月から2025年12月までで、以降は毎年1~12月とする。

 市は集めたポイントに応じ、スマートフォンで買い物や飲食店などでの支払いに使える「QUOカードPay」1万~500円分を約5000人に贈る。事業は市ホームページや市内で開催されるシニア向けスマホ講座、市広報、チラシなどで周知するという。

 市連携共創推進課の担当者は「市民が様々な地域活動や健康づくりに積極的に取り組んだり、関心を持ったりするきっかけにしたい」としている。


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