【佐賀】古湯映画祭、9月27日から 今泉力哉監督を招き
「第39回富士町古湯映画祭」が9月27日から29日まで、佐賀市富士町の市立富士公民館(フォレスタふじ)で開かれる。40年の節目となる今回は、恋愛映画に定評があり、「からかい上手の高木さん」(2024年公開)が話題の今泉力哉監督(43)をゲストに招き、特集する。
監督が選ぶ6本上映
映画祭は、地域おこしを目的に1984年に始まった。2020年と21年はコロナ禍で中止を余儀なくされたが、ゴザを敷いた会場でリラックスしながら映画を観賞したり、開放される公民館の温泉につかりながら感想を語り合うことができたりと、特別な観賞体験に浸れることが魅力となってきた。
特集では、「今泉力哉監督と選んだこの6本」と題し、永野芽郁さんと高橋文哉さんが共演する「からかい――」をはじめ、角田光代さん原作の「愛がなんだ」(19年)、有村架純さん主演の「ちひろさん」(23年)など同監督が自選した計6本を上映する。28、29日には、今泉監督や、「ちひろさん」などに出演した俳優の斉藤陽一郎さんらによるトークショーや、パーティー(28日)もある。
このほか、初日の27日には、「ミニオンズ フィーバー」(22年)が、特別無料上映される。第1回から携わってきた映画祭実行委員会の大歯雄司会長は「湯布院映画祭(大分県)を参考に始めてから、40年になる。温泉と映画を合わせて楽しんでもらえれば」と来場を呼びかけている。
チケットは、映画2本の上映とトークショー1回に参加できる前売り券が1800円。当日の定員に余裕があれば映画1本の観賞ができる当日券を1000円で販売する。全ての映画上映とトークショー、パーティーに参加できるフリーパス券は8000円。パーティー券は4000円(限定100枚)。
問い合わせは、市富士支所(0952-58-2111)。映画祭期間中はフォレスタふじ(0952-58-2882)へ。