<あの日>キャナルシティ博多が開業/1996年4月20日

 1996年4月20日、福岡市博多区に「キャナルシティ博多」がオープンした。ショッピングモール、映画館や劇場、ホテルなどが一体となった複合商業施設で、国内外から多くの客が訪れる博多のランドマークとして定着している。


オープン初日、大勢の人でにぎわうキャナルシティ博多

 開発を手がけたのは地場デベロッパーの福岡地所。1977年にカネボウ跡地の一部を取得してマンション建設を検討したが、跡地全体の買収に見通しが立ち、商業施設とホテルを組み合わせた再開発事業に計画を変更した。バブル崩壊の影響などがあったものの、93年に着工し、3年かけて開業した。初日は約20万人が来場したという。


カネボウ跡地に開業したキャナルシティ博多

 2011年に増床棟としてイーストビルがオープンしたが、今年5月で閉館し、将来的に複合ビルへ建て替わる予定。一方、福岡市地下鉄七隈線の延伸で新設された櫛田神社前駅はキャナルシティそばにあり、集客力のアップが期待されている。



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