古賀市「ふるさとの味伝承支援隊員」が活動の成果を披露

 福岡県古賀市で農産物加工品の開発に取り組んでいる「ふるさとの味伝承支援隊員」の関東憲子さん(48)が3月12日、同市内で、1年間の活動の成果を披露する報告会を開いた。

ジャムなど新たな味


参加者にディップやジャムを振る舞う関東さん(手前右)

 関東さんは2023年、コロナ禍で解散した農産物加工グループ「農村加工所 まんま実~や」の技と味を引き継ぐため、市の公募に応じて千葉県から移住。同グループのメンバーや農業者の協力を得ながら、十数種類の加工品を作った。

 この日は、ほとんどを古賀市小野地区産の農産物で賄った「あまおうコンフィチュール」「ブロッコリーとコーンのディップ」「きな粉と黒豆のミルクジャム」を紹介。出席者約30人が試食した。

独立へ 周囲も支援

 関東さんはみかん農家も始める予定で、「形が良くないB品をジャムにすることで、古賀のおいしい果物を無駄なく世に届けたい」と語った。

 関東さんの任期は最長3年間で、その後、独立を目指す。まんま実~やで代表を務めた舩越美治代さんは「古賀に定着できるよう、経済的に自立できるまで支援していきたい」と話した。

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