スタートアップ割合は北九州が全国トップ 支援策が奏功

小倉北・南が同率、民間調査で

 帝国データバンクは、スタートアップ(新興企業)の設立状況についての調査結果をまとめた。全国の市区別で企業数に占める新興企業の割合が最も高かったのは北九州市小倉北区と同市小倉南区で、ともに11.0%だった。市の支援策が起業を後押ししたとみられ、トップ10のうち5市区に九州が入った。

福岡市中央区も7位

 昨年12月時点で設立5年未満の企業数が200社以上ある政令市の行政区や県庁所在地などを帝国データが抜き出し、初めて調査した。小倉北・南区に次ぐ3位は松山市(9.3%)で、4位は北九州市八幡西区(8.9%)だった。ほかに宮崎市が8.6%で6位となり、福岡市中央区も7.7%で7位に入った。

 北九州市と福岡市はともに国家戦略特区に指定され、起業支援策として税負担の軽減などを打ち出している。宮崎市も開業資金を一部補助するなどしており、帝国データは「多様な支援策が奏功している」と分析している。


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