福岡県みやま市の夏の風物詩として親しまれてきた「みやま納涼花火大会」が、7月20日に開催される第48回を最後に終了することになった。主催する市商工会青年部は「昨年の倍近い数の花火を打ち上げ、有終の美を飾りたい」としている。
同青年部によると、花火大会は合併前の旧瀬高町時代に始まった。開催は1回限りの予定だったが、住民らの反響が大きく、毎年、青年部の会員らがスポンサーを集めて実施し、恒例イベントとなった。新型コロナウイルスの感染拡大による中断を経て、3年ぶりに開かれた昨年の大会には約1万5000人が訪れ、5000発の花火を楽しんだ。
会員減少で継続困難
近年、会員の減少が続いて継続が難しくなり、今回での終了が決まったが、会員らは例年は500社ほどのスポンサーを約800社に増やして予算を確保。「尺玉」を増やし、計9000発を約1時間で打ち上げるという。
打ち上げは午後8時から。瀬高小に1000席の大観覧席を設けるほか、同小前の道路を車両通行止めにして観覧エリアにする。矢部川の土手では観覧できない。
問い合わせは市商工会(0944-63-8000)へ。