福岡県みやま市瀬高町の老松神社の境内にある樹齢約400年とされる「長田の大イチョウ」(県天然記念物)の葉が、例年に比べ半月ほど遅れて黄金色に染まっている。落ち葉が地面に広がる「イチョウのじゅうたん」も年末まで楽しめるという。
「じゅうたん」も年末まで
大イチョウは、高さ25メートルを超え、幹回りは最大約12メートル。根元近くで大きな7本の幹に分かれている。神社建立の際に植樹されたといい、神木として地元に愛され、「いっちょうの木」と呼ばれているという。
今年は猛暑の影響などで、例年より色づきが遅れたという。夫婦で訪れた久留米市の男性は「見事な大木で長年、地元で大切に守られてきた歴史も感じる」と感心していた。