国道322号嘉麻バイパス「大隈トンネル」で貫通式

2025.03.18

 福岡県が整備を進めている国道322号嘉麻バイパス(福岡県嘉麻市下山田―同市大隈町)の大隈トンネルで3月15日、貫通式が開かれた。


鏡開きでトンネル貫通を祝う式典出席者

 嘉麻バイパスは2011年度に事業を開始し、27年度に完成予定。2.65キロの区間に2本のトンネルがあり、峠越えに比べて所要時間が6分短縮されるという。

 24年3月に掘削を始めた大隈トンネルは延長613メートル、幅員10.25メートル(片側1車線)。今後、舗装や照明の設置などを行う。

 トンネル内で開かれた式典には、地元や工事の関係者100人が出席。全体を覆っていた幕が開くと、出口から光が差し込み、参加者から拍手が起きた。その後、鏡開きや乾杯をして貫通を祝った。

 嘉麻市の赤間幸弘市長は「完成すると嘉麻市をはじめ沿線地域の活性化、経済の好循環に大きく寄与すると確信しています」と述べた。


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