西九州新幹線の福岡県南ルート実現へ 久留米で決起大会

 西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの未整備区間について、佐賀空港(佐賀市)を経由して福岡県南部でつなぐ新ルートの実現を目指す総決起大会が6月18日午後1時、同県久留米市六ツ門町の久留米シティプラザで開かれる。

6月18日にシティプラザで

 県南部の7商工会議所の会頭で構成する誘致期成会の主催。期成会は、従来案の佐賀駅を通って新鳥栖駅でつなぐルートではなく、佐賀空港や有明海沿岸道路、西鉄天神大牟田線、三池港と連携可能な県南ルートを採用することで、西日本で最大の人流・物流が盛んなエリアが誕生すると主張している。

 総決起大会では、JR九州初代社長の石井幸孝(よしたか)さんが「佐賀空港経由で日本の物流問題解決の起爆剤に」をテーマに基調講演を行う。

 期成会会長の本村康人・久留米商工会議所会頭は4日、「新ルートは地域間の交通の便を向上させ、県南に多大な経済効果をもたらす。子どもや孫の世代のために実現させたい」と語った。

申し込みは12日まで

 参加申し込みは12日まで。申し込みはファクス(0942-33-0933)で受け付ける。問い合わせは、同商議所(0942-33-0211)へ。定員は1000人で、当日参加も可能。


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