世界で活躍できるパラアスリートを発掘・育成する福岡県の「フクオカ・パラスター・プロジェクト(F-STAR)」の2026年度の開講式が県庁で開かれた。パラリンピック競泳金メダリストで、25年10月にスポーツ庁長官に就任した河合純一氏も来賓で訪れ、選手たちを激励した。
22年度にスタートしたF-STARでは、陸上や水泳、ゴールボール、ボッチャなど原則3年間の育成プログラムを用意。基礎体力や運動能力を見極める測定会を行い、26年度は新たに14人が選ばれた。
服部知事(右)から強化選手の認定証を受け取る園田さん
4月12日の開講式では、約1年前に車いすバドミントンを始めたという高校2年の岡心温さん(16)(福岡市)が「パラリンピック出場という大きな目標に向かって全力で頑張っていきたい」と決意を述べた。また、一定の能力が認められた強化選手に8人が選ばれ、ゴールボールの園田麻衣さん(20)(小郡市)は「たくさんの学びと成長の機会をいただいた。世界で活躍できるアスリートになるという目標に向けて、これからも努力を積み重ねていく」と宣言した。
スポーツ庁の第3代長官で、全盲の競泳選手としてパラリンピックで5個の金メダルを獲得した河合氏は「(長官になって)改めてスポーツの持つ意味や価値を考えるが、AIやデジタルでは、悔しさや喜びで涙を流すことはできない。プログラムや大会を通して経験を積むことが、スポーツの素晴らしさを伝えることにつながっていくはずだ」とエールを送った。
advertisement







