【佐賀】嬉野の旅館跡に新たな宿泊施設 JR九州が来秋開業へ

母屋棟の外観イメージ(画像はいずれもJR九州提供)

 JR九州は、佐賀県嬉野市嬉野町下宿の旅館「神泉閣」の跡地に、宿泊施設「嬉野 八十八(やどや)」を建設する。来年秋のオープンを予定しており、今年9月に開業する西九州新幹線との相乗効果を狙う。

 同施設は嬉野温泉街の一角に位置し、敷地面積約9600平方メートル。建物は母屋棟と離れ棟の延べ計約5300平方メートルで、全室100%源泉かけ流しの浴室にする。

 母屋棟は鉄筋コンクリート造4階建ての24室。大浴場には茶アロマを用いた「ロウリュウサウナ」を整備し、嬉野茶をふるまう「ティーセレモニールーム」も設ける。離れ棟は木造平屋で12室あり、庭付き約100平方メートルのスイートルームとなる。


離れの庭付きスイートルームのイメージ

 6月17日には現地で安全祈願祭が行われた。出席したJR九州の古宮洋二社長は「西九州新幹線の開業から遅れるが、2段ロケットのように嬉野地区でたくさんのお客さまに来ていただき、最高レベルの宿泊施設を目指していきたい」とあいさつした。


advertisement