お得に夏休みの思い出を!北九州市が「こどもパスポート」

 北九州市は、夏休み期間中に子どもたちが同市や直方、行橋各市など福岡県北東部と山口県下関市、長門市を含む17市町の文化施設などで無料や一部割引といった特典を利用できる「こども文化パスポート」の配布を始めた。

 子どもたちが地域の文化や歴史などに接する機会を増やそうと、北九州市が周辺自治体に協力を呼びかけて約20年前にスタートした。今年度は豊前市や鞍手、苅田両町も参加し、計77施設で実施する。


北九州市がホームページで配布している「こども文化パスポート」(北九州市教育委員会提供)

 対象は参加自治体に住んでいるか保育所や幼稚園、小中学校、特別支援学校に通う3歳~中学生。北九州市の九州鉄道記念館や到津の森公園では入場料が無料になるほか、福岡県中間市の遠賀川水源地ポンプ室インフォメーションセンターでは世界遺産グッズ、下関市の海響館ではオリジナル缶バッジを配布する。

 パスポートは9月1日まで利用可能。北九州市のホームページでダウンロードするなどして各施設の窓口で掲示する。同市教育委員会は「ぜひ夏休みに親子で出かけ、地域の歴史や文化を学んでほしい」としている。

【参加自治体】
 北九州、直方、行橋、豊前、中間、宮若、下関、長門の各市
 芦屋、水巻、岡垣、遠賀、小竹、鞍手、香春、苅田、吉富の各町


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