【大分】「幸水」を今季初出荷 日田梨の旬入り宣言

日田梨を収穫する水郷ひたキャンペーンレディ

 大分県日田市特産の梨「幸水」が7月25日、今季初めて出荷された。JAおおいた日田梨選果場で、生産者や水郷ひたキャンペーンレディら約50人が集まり、日田梨の「旬入り」が宣言された。

 日田梨部会(82戸)によると、昨年秋から降水量が少なかったうえ、梅雨も早々に明けて猛暑が続き影響が心配されたが、今月中旬からの降雨で順調に生育。糖度も高いという。

 この日は同市三和の梨園でキャンペーンレディの2人が梨の収穫を手伝った。近くの選果場では、8.1トンの選果作業が行われ、福岡、大分市の市場へ出荷された。

 日田梨は種類が豊富で、冬場の「晩三吉」まで9種類の出荷が続く。小埜照明部会長は「全体で前年並みの2900トンの出荷を目指したい」と話していた。


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