【大分】「月光仮面」俳優が観光大使に 昭和の町をPR

主演の大瀬さん就任

 テレビ作品「月光仮面」や「隠密剣士」で主演を務めた俳優の大瀬康一さん(84)=東京都在住=が10月16日、昭和30年代の町並みを再現した大分県豊後高田市の商店街「昭和の町」の観光大使に就任した。月光仮面は、「正義の味方」と主題歌で歌われた昭和の人気ヒーロー。大瀬さんが町の味方となって応援する。


月光仮面や隠密剣士のパネルの前で、写真に納まる佐々木市長(左)と大瀬さん

 町の誕生20周年と、月光仮面などを制作した「宣弘社」(東京)の創立80周年記念の企画として、昨年12月、月光仮面が町に登場。観光客を出迎えたり、記念撮影に応じたりした。

 その縁で、町の振興に取り組む第3セクター「市観光まちづくり」が今度は、作品で主演だった大瀬さんを観光大使に任命することにした。

「観光にもってこいの町」

 市内の昭和ロマン蔵で任命式が行われ、同社代表取締役の佐々木敏夫市長は「月光仮面は、子ども時代の色濃い思い出。市を全国に宣伝してほしい」と期待した。

 来年は、月光仮面の誕生から65周年。大瀬さんは「月光仮面や隠密剣士を風化させたくない」とした上で、「昔の思い出がよみがえる観光にもってこいの町なので、どんどんPRをしていく。まだまだ元気なので頑張りたい」と意気込んでいた。


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