【長崎】そうめん作り修業中 南島原の地域おこし協力隊員

 全国有数のそうめん産地の長崎県南島原市で、10月1日に着任したそうめん製造研修生の地域おこし協力隊員、秋山大樹さん(43)が、同市有家町のそうめん工場で修業に励んでいる。


丁寧にハタ掛けを行う秋山さん

 同市によると、現在の市内の製造業者は約240で、最盛期の昭和40年代と比べて半減している。市は担い手不足解消のため、製造技術を学んで起業を目指す隊員を全国から募集していた。秋山さんは鹿児島県志布志市出身で、着任まで東京都内のホテルで働いていた。

 研修先のそうめん工場「第一商事」では現在、細く延ばしたそうめんを器具にわたして引っ張り、さらに2メートルにまで延ばす「ハタ掛け」の作業をしている。職人仕事にあこがれていたという秋山さんは、「そうめんを落とさないよう丁寧に作業しつつ、仕事のスピードを上げたい」と話した。

 市はそうめん製造研修生を引き続き募集している。


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