【大分】豊後二見ヶ浦に遊歩道が完成 佐伯

 初日の出の名所として知られる大分県佐伯市上浦の豊後二見ヶ浦に長さ60メートル、幅4メートルのコンクリート製の遊歩道が整備され、大しめ縄で結ばれた夫婦岩を間近で望めるようになった。11月20日には渡り初めなどの完成記念イベントがあった。


テープカットをする関係者

 毎年年末、大しめ縄を張り替える際に使われてきた仮設の橋の支柱が老朽化したため、地元の商工会や観光協会の役員などで構成する実行委員会が常設の遊歩道設置を計画。張り替え作業の負担軽減とともに、観光地としての魅力も高めようと、昨年から市のホームページなどで支援を募った。

 クラウドファンディングや企業版ふるさと納税に、行政からの補助金なども合わせ、総事業費の2800万円を確保。今年6月に着工、10月末に完成した。

 豊後二見ヶ浦事業実行委員会の坪根大吉副委員長は「パワースポットとして全国にPRしていけるよう、磨き上げていきたい」と話していた。


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