【長崎】希少な「白いちごワイン」を商品化 諫早の会社

 長崎県諫早市の宮下農園(宮下清次郎代表)の加工販売会社「マダーレッド」は、北海道足寄町産の白イチゴを原料とした果実酒「茜鶴 白いちごワイン」を商品化した。12月から、同町のふるさと納税の返礼品にも追加された。


「茜鶴 白いちごワイン」を手にする宮下さん


 同農園ではミニトマトや米が栽培され、いずれもブランド化。ミニトマトは「宮トマト」の名で大阪、北海道など各地に出荷している。2021年9月にマダーレッドを設立し、厳選した農産品などを世界へ輸出する事業にも着手。食材をリサーチしていたところ、約1600キロ離れた足寄町の白イチゴ(品種・天使のいちご)のさっぱりとしたさわやかな味わいにひかれたという。


原料となっている北海道足寄町産の白イチゴ(宮下さん提供)


 同町で栽培された規格外のイチゴを有効活用し、福岡県八女市のワイナリーと契約してワインを製造。イチゴが希少種のため720ミリ・リットルで7万9200円(税込み)に設定した。

 宮下さんは「上品な甘い香りが漂い、味わいはフルーティーで飲みやすい。家族、友人の記念日など、特別な日に楽しむワインとして親しんでもらえればうれしい」と話している。


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