【山口】萩で「桜ふぐ」料理の審査会 すしやバーガー

 桜の開花期に山口県萩市沖などで漁が最盛期を迎えるマフグ「桜ふぐ」を使った料理を開発するプロジェクトの審査会が1月26日、同市江向の萩・明倫学舎3号館で開かれた。料理研究家らが市内店舗の新メニューを試食し、出来栄えを確認した。


新メニューの料理が並ぶ会場


新メニュー、3~5月頃に販売へ

 桜ふぐは、華やかな桜のイメージでマフグの需要を掘り起こそうと、市や漁協などでつくる「萩の魚ブランド化推進協議会」が名付けた。昨秋、新メニューを募集し、居酒屋や食堂など市内の8店舗が開発に取り組んでいた。

 審査会には、梅干しの漬け汁で桜色に染めたしゃりを使ったすしや、フライを挟んだバーガーなど8メニューが出品され、協議会の関係者約30人が味や地酒との相性を確かめた。桜ふぐをイメージしたロゴマークも披露された。


桜ふぐのロゴマーク(萩市提供)


 審査員を務めた料理研究家の山瀬理恵子さんは講評で「桜にちなんだ多彩な料理がそろった。地酒との相性も素晴らしい」と高く評価した。

 各店は3月上旬のお披露目会で新メニューを正式に発表し、漁期の3~5月頃に販売する。


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