【大分】「いいちこ」ポスター企画展 県立美術館で開催中

 焼酎「いいちこ」(三和酒類、大分県宇佐市)の広告を手がけるデザイナーで東京芸術大名誉教授の河北秀也さんが制作したポスターなどを集めた企画展「イメージの力 河北秀也のiichiko design」が、大分市の大分県立美術館で開かれている。

デザイナー河北秀也さん「第二の故郷」 


いいちこの宣伝ポスターが並ぶ会場

 河北さんは、地下鉄のマナー広告などで知名度を得て、1983年にいいちこの宣伝を任された。国内外で撮影した風景に「iichiko」のロゴと、毎回異なるキャッチコピーがつづられたポスターは、駅の構内などで掲示されてきた。

 今回の企画展では、これまでに制作したポスター全503点のうち、74点を展示。河北さんがデザインしたいいちこのボトルやテレビCMなども合わせ、計146点を見ることができる。


多彩な作品を見ることができる

 2月11日に同館で開会式と内覧会が行われた。河北さんは「第二の故郷とも言える大分で、こうした展示ができてうれしい。一字一字作ったキャッチコピーの字体や国内外の風景を見てほしい」と話した。

 3月29日まで。午前10時~午後7時(金、土曜日は午後8時まで)。期間中に休館日はない。観覧料は一般800円、高校・大学生500円で、中学生以下は無料。同18日の午後2~3時には、同館学芸員によるギャラリートークが開かれる。予約不要。問い合わせは同館(097-533-4500)へ。


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