【佐賀】JR九州の高級温泉宿｢嬉野八十八｣が10月開業

　JR九州グループが佐賀県嬉野市の嬉野温泉街に建設を進めていた高級温泉宿「嬉野八十八（やどや）」が完成した。10月1日オープンで、西九州新幹線との相乗効果を図り、周辺地域の魅力向上や活性化を目指す。

完成した高級温泉宿「嬉野八十八」

　嬉野温泉駅から車で約5分の場所にあり、鉄筋コンクリート造4階建ての母屋棟と木造平屋の離れ棟で構成。延べ床面積は計約5300平方メートル。1室約45～100平方メートルの計36室で、源泉かけ流しの温泉風呂を備え、料理も地元産の食材にこだわる。離れ棟は全室テラス、庭付きで、愛犬と泊まれる部屋も2室用意。嬉野茶農家で、同宿専属茶師が茶を提供する「ティーセレモニールーム」もある。

「ラグジュアリースイート」の室内と浴室

　料金は、最上級で、離れのサウナ付きの「ラグジュアリースイート」（4室）が2人利用で1人1泊2食付き約12万円、母屋の標準タイプ「ジュニアデラックス」（14室）が同約4万円など。

　9月25日に開業式典があり、古宮洋二・JR九州社長は「地元に親しんでいただける施設ができた。嬉野を元気にしていければ」などとあいさつした。

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