待ち時間が快適に!大牟田駅に「若者情報発信拠点」整備

2025.03.31

 福岡県大牟田市は、「若者情報発信拠点 #RESTation(レステーション)」を、大牟田駅西口構内に整備し3月29日、運用を始めた。


大牟田駅西口構内に完成した「#RESTation」

 JRと西鉄電車が発着する同駅は1日に約1万4000人が利用する。このうち高校生や高専生らから、「電車やバスの待ち時間を快適に過ごせる場所がほしい」「まちの情報を知ったり、自分たちの情報を流せたりする場所がほしい」といった意見が出ており、生徒らの要望を聞き、市が整備を進めていた。

 名称は、「REST」(休憩)と「Station」(駅)を合わせた造語。延べ床面積は約48平方メートルで、生徒らが勉強や読書ができるようテーブルや椅子が置かれ、動画を放映できるデジタルサイネージ(電子掲示板)や、SNSが利用できるようフリーWi-Fi、コンセントも配備する。防犯カメラや空調設備もあり、安全で快適に過ごせるようになっている。事業費は約1500万円。

 市広報課の担当者は「ここで大牟田に関する情報をもっと知って、大牟田への愛着を深めてほしい」と期待している。

 開所時間は午前7時~午後8時。生徒や学生以外の人も無料で利用できる。


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