柔軟な学びを 北九州市が「多様化学校」を2027年新設へ

 北九州市は3月21日の市議会予算特別委員会で、不登校の児童生徒を対象とした「学びの多様化学校」を2027年4月に新設する方針を明らかにした。

不登校の児童生徒を対象

 学びの多様化学校は、学習指導要領にとらわれず指導内容や授業時間を柔軟に決められる文部科学相指定の学校。市教育委員会によると、25年4月時点での開設状況は県内は7校となっている。

 開設する場所や対象者の範囲などは検討中で、武内和久市長は「状況を踏まえ、施設整備にかかる予算案や設置条例改正案などのプロセスを適切に進めていく」と述べた。

 市教委によると、23年度に市立学校で不登校となった小学生は808人、中学生は1562人だった。


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