ゼンリン公式 小学生向けプログラミング教材「まなっぷ」リリースへ
記事 INDEX
- 教育現場の不安に対応
- きまぐれ「まにゃっぷ」が可愛い
- 3月22日からサービス提供を開始
ゼンリン(北九州市)は3月22日、地図を活用した小学生向けのプログラミング教材「まなっぷ」の提供を開始します。ささっとー編集部のライターが先行して体験しました。
教育現場の不安に対応
まなっぷは今年度の新学習指導要領で必修化されたプログラミング教育として、小学校の授業で活用することを想定して開発。ゼンリンが学習指導要領に沿った教材を提供するのは初めてです。
ゼンリンが小学校教諭を対象に行ったアンケートでは、「プログラミング教育の取り入れ方」に不安を持つ声が多かったそうです。既存教科の学びが深まったり、複数の学年や教科で利用できたりすることなど、教材への要望も把握できました。
ゼンリンは、社会科だけでなく、遠足や修学旅行といった学校行事でも地図が利用されていることに着目。小学校の社会科教育に詳しい福岡教育大学の小田泰司教授が監修し、教員向けの学習指導計画案も作成しました。ゼンリン広報は「プログラミング教育の取り入れ方に悩む教育現場に貢献したい」と話しています。
きまぐれ「まにゃっぷ」が可愛い
まなっぷを使って、福岡市の繁華街・天神から大濠公園まで、キャラクターのネコ「まにゃっぷ」を歩かせてみることにしました。
プログラミングのインターフェイスは直感的。一方で、指示すべき項目は細かく分かれていて、とっかかりのところで、やや敷居が高めに感じました。
プログラミングが完了し、まにゃっぷがプログラミング通りに動くかチェックします。スタート直後は順調に大濠公園へ向かうまにゃっぷ。しかし、ゴール手前でコースを大きくそれます。公園の池をぐるっと遠回りして目的地にたどり着きました。気まぐれだぞ、まにゃっぷ!
こういった予期しない動きをするのも、プログラミングの面白いところ。試行錯誤を重ねて指示通りに動いたときに得られる達成感がプログラミングの醍醐味です。
3月22日からサービス提供を開始
ゼンリン公式オンラインショップ「ZENRIN Store」で3月22日から提供を開始。来年3月末までの1年間は無料で利用できます。また、ゼンリンは教職員用のトライアル版も提供しています。2022年4月以降は1校あたり3万9600円(税別)でのライセンス販売を予定しています。