改装を進める福岡市動物園は、急勾配が多い園路について、来園者の負担を減らすため、勾配を和らげた上でショートカット(近道できる通路や階段など)を複数設置して、移動しやすくする方針を固めた。緊急時の避難路としても活用する。6月16日からの市議会常任委員会で報告する。
丘陵地に立地する同園は急勾配の園路が多く、子ども連れや高齢者らにとって移動が負担となっているとの声があった。園路も地形に合わせて湾曲や起伏があるため、移動に時間がかかる課題が指摘されていた。
関係者によると、バリアフリーの基準となる勾配が8%以上の園路は全体の約3割に上るという。同園は勾配を緩めるなどし、1~2割程度にまで減らす方針。また園路の途中でショートカットを数か所作り、目的地まで移動しやすい環境を整える。災害や事故などの緊急の避難路としても機能するよう整備を進める。
一方で、丘陵地の高低差を生かして、景観を楽しむことができる地点も設ける。飲食・休憩スポットを適切に配置し、より魅力的な園整備を進める考えだ。
2026年度から取り組んでいるライオン・トラ舎を含むエリアの基本設計については、27年度から実施設計に入り、28年度には工事に入る方針という。
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