福岡県内最大規模!北九州・響灘緑地で「春のバラフェア」開催中
甘い香りとともに、色とりどりのバラが来園者を包み込む
バラ園のオープンから30年を迎えた北九州市若松区の響灘緑地・グリーンパークで、今年も「春のバラフェア」が開かれている。色とりどりのバラが咲き誇り、甘い香りとともに訪れた人たちを包み込んでいる。
多彩な品種が競演
福岡県内最大規模を誇るバラ園は約1万3000平方メートルの広さで、約560種・3500株ものバラが植えられている。年々その規模を広げ、今年はこれまでで最も多彩な品種がそろい、赤や白、黄色、淡いピンクなど、色鮮やかな花々が初夏の日差しの下で華やかな競演を繰り広げている。
2025年に名付けられたオリジナル品種「キタキューローズひびき」も来園者の目を引く。「ローズうらら」が突然変異した希少なバラで、見ることができるのはグリーンパークだけという。北九州市のさまざまな場所で愛される花になってほしい――そんな願いが、名前に込められているそうだ。
このほか、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまにちなんだピンク色の「プリンセスアイコ」など、個性豊かな花々も来園者を楽しませている。目を凝らすと、やわらかな花弁に身をうずめ、小さなハチが黄金色の蜜を夢中で集めていた。カメラにも気づかず、ひたむきに花の中へ潜り込み、細かな羽を震わせていた。
日々の苦労が花開く
案内してくれたバラ園のスタッフ・平江晴栄さん(50)の制服には、バラのトゲでほつれた跡がいくつもあった。ほとんどのバラには鋭いトゲがあり、革手袋をしていても、肌に刺さることが少なくないという。
作業中には、折れたトゲが長靴や服の中に入り込み、思わぬ痛みに驚かされることもあるそうだ。色鮮やかなバラが花開く陰には、スタッフによる日々の地道な手入れがあることを改めて知った。
園によると、毎年春と秋にバラフェアを開催するが、春にしか咲かない品種も多く、この時期が一年で最も美しいという。
フルーツを思わせるみずみずしい甘さ、香水のような上品な芳しさ、さらには杏仁豆腐を連想させるやさしい香り――。品種ごとに異なる芳香を感じながら、バラ園を歩くのも楽しい。平江さんは「ぜひ自分だけのお気に入りの品種を見つけて、ゆったりと流れる時間を味わってほしい」と話す。
■ 夜のバラ園も楽しめる
5月22日から24日の夜には、園内を幻想的に照らす「ナイトローズガーデン」(夜間入園料が必要)も実施される。昼間とはひと味違う、やわらかな光に包まれたバラ園を楽しめそうだ。「春のバラフェア」は6月7日までだが、天候に恵まれれば6月半ば頃まで、色彩豊かなバラの競演を楽しめるという。






















