「映画の街」を世界へ! 初の北九州国際映画祭が13日開幕

「北九州国際映画祭」のロゴ(画像はいずれも北九州国際映画祭実行委員会提供)

記事 INDEX

  • 日本初など30作超を上映
  • 地元ゆかりの監督に着目
  • “ロケ飯”味わえるカーも

 日本初上映の新作から地元ゆかりの作品まで幅広く楽しめる「北九州国際映画祭」が12月13~17日、北九州市内の4会場で初開催されます。今年2月に迎えた市制60年の記念事業の一環として、「映画の街・北九州」を世界にアピールします。30を超える作品が上映され、著名な監督や俳優らも来場し、街が映画一色に染まりそうです。

日本初など30作超を上映

 北九州市は1989年から全国に先駆け、映画のロケ誘致や撮影を支援するフィルム・コミッション事業に注力。オール北九州ロケの映画『逃げきれた夢』が今年5月、フランス・カンヌ国際映画祭で上映されるなど、注目作品も生まれており、今回の北九州国際映画祭を「映画の街」のさらなる成長につなげたい考えです。


『逃げきれた夢』 Ⓒ2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ

 会場は、J:COM北九州芸術劇場の中劇場(13~17日)と小劇場(14~17日)、大規模火災による焼失・再建を経て12月8日にプレオープンした小倉昭和館(同)、シネプレックス小倉(15~17日)の4か所です。

 上映作品は、『逃げきれた夢』など30本を超えます。ボーイズラブ映画『Dear Kitakyushu』(タイ)をはじめ、国際色豊かで多彩なテイストの作品がそろいます。


『Dear Kitakyushu』


 「今まさに観(み)るべき作品」として選ばれた「KIFFプレミア」(6作品)のうち、カンヌ国際映画祭で上映された『地上の詩』(イラン)など3本が日本初上映。『福岡』や『柳川』といった作品でも知られるチャン・リュル監督の『白塔の光』など2本が福岡初です。脚本家・足立紳さんが手がけた“カッコ悪くてどこか愛らしい家族映画”『喜劇 愛妻物語』も上映されます。


(左から)『地上の詩』、『白塔の光』、『喜劇 愛妻物語』


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地元ゆかりの監督に着目

 地元ゆかりの映画監督ら5人の関連作品も、楽しめます。


青山真治氏

北九州市出身で2022年3月に57歳で他界した映画監督・青山真治氏の追悼特集。『共喰(ぐ)い』など6作品を上映。


松本零士氏

北九州で青春時代を過ごし、今年2月に85歳で星の海へ旅立った漫画家・松本零士氏の追悼上映会。『銀河鉄道999』など3作品を上映。


松本清張氏

北九州出身で日本を代表する小説家・松本清張氏原作の映画を、漫画家でイラストレーターのみうらじゅんさんが紹介。『ゼロの焦点』など3作品を上映。


タナダユキさん

映画やテレビドラマ、CM演出なども手がける北九州市出身のタナダユキさんの最新作『マイ・ブロークン・マリコ』を上映。


松尾スズキさん

北九州市出身で、作家や演出家、俳優など多方面で活躍する松尾スズキさんの監督デビュー作『恋の門』がカムバック上映。

 このほか、映画祭のアンバサダーを務める、北九州市出身の俳優、リリー・フランキーさん(60)が選んだ2作品も。佐賀県内で全編撮影され、世界各国での評価も高い『つ。』と、フィリピン映画『FAN GIRL(ファン・ガール)』です。

“ロケ飯”味わえるカーも

 初日の13日は、小倉城天守閣前広場でウェルカムセレモニーを16時から開催。リリーさんやタレント・LiLiCoさん、足立監督、俳優・とよた真帆さん、光石研さんらが登場する予定です。J:COM北九州芸術劇場・中劇場では、18時からのオープニングセレモニーに続き、オープニング作品として、北九州を舞台にした映画『無法松の一生[4Kデジタル修復版]』などが上映されます。


『無法松の一生[4Kデジタル修復版]』 Ⓒ1943 角川映画

 関連企画として12月16、17日には、ロケ現場を中心に食事を提供する「クークーケータリング」などのキッチンカーがリバーウォーク北九州に出店し、“ロケ飯”が味わえるそうです。


販売されるグルメのイメージ

 開催に先立ち、リリーさんのプロデュースによる応援動画も公開されました。是枝裕和さん、斎藤工さん、長谷川博己さん、橋本環奈さん、ムロツヨシさんら著名な監督や俳優らが、映画への熱い思いなどを語っています。


 リリーさんは「北九州は映画と付き合いが長い。地元の人が誇りに思えて、楽しめる映画祭にしていきたい」とコメントしています。

 上映スケジュールなどの詳細は、北九州国際映画祭の公式サイトで。


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