【熊本】11月下旬に開通へ 大雨被災の山都で仮橋架設
7月の大雨で崩落した熊本県山都町の金内橋近くで10月31日、仮橋の橋桁を架設する工事が始まった。通行止めとなっている国道445号の一部で、11月下旬の通行再開に向け、作業は順調に進んでいるという。
橋桁は長さ約40メートル、高さ約2.5メートル、重さ42トン。九州に2台しかないという大型の500トンクレーンを使って御船川の上に渡し、橋台に固定した。橋桁2本の間に横桁約20本をはめ、覆工板を載せて完成させる。大小3台のクレーンを併用する。
今後、橋の両側を舗装し、ガードレールを設置する。県道路保全課は「橋桁が架かり姿が見えてきた。長い間ご迷惑をかけたが、開通まであと少し待っていただければ」としている。