【熊本】ウッチャンが母校・人吉高で講演 後輩にエール
熊本県立人吉高(人吉市)で11月10日、創立100周年記念式典が開かれ、OBでタレントの内村光良さん(59)、いとこで放送作家の内村宏幸さん(61)が「人高LIFE~人高生に捧(ささ)げるコメント~」と題して講演した。
光良さんは高校時代、ためたお金で撮影機材をそろえ、8ミリフィルムの映画を4本撮影した思い出を披露した。「みんなが笑っているのを映写機の横で見ているのがたまらなく好きでした。三の丸(人吉城跡)でジャッキー・チェンのまねをしたり、やることは今も変わっていない」
卒業後の上京は映画を撮るためだったと語り、「2年後にお笑い芸人になるとは思ってなかった。本当に人生はわからない」と振り返った。一緒に暮らし、南原清隆さんとのネタ作りを見ていた宏幸さんも、「僕も次第に引きこまれてこの世界に入った」と明かした。
生徒の質問にも答え、テレビ番組の舞台裏などを紹介。宏幸さんは「人吉高校で過ごし、ステージに立てる大人になれた。自分の力を信じて自分の道を進んでほしい」、光良さんは「ここで学んだことを糧にして、自分をしっかり持って、これからを生きてほしい」とエールを送った。