筥崎宮の神事「玉せせり」を福岡市無形民俗文化財に指定

 福岡市は、市文化財保護審議会(会長=佐伯弘次・九州大名誉教授)の答申を受け、筥崎宮(東区)の「玉せせり行事」を市無形民俗文化財に指定したと発表した。


福岡市無形民俗文化財に指定された玉せせり


 市文化財活用課によると、玉せせりは毎年1月3日に行われる神事。氏子の男たちが陸側と浜側に分かれ、触れると幸運をもたらすという木製の玉(直径28センチ、重さ8キロ)を力水を浴びながら奪い合って運び、最後に神職に手渡す。手渡したのが陸側だと豊作、浜側だと豊漁になるとされる。

 海から来た神様が年のはじめに幸福をもたらす「恵比須神信仰」が、玄海灘沿岸一帯では玉せせり行事という独特の形で残っており、特に筥崎宮のものは大規模で知名度が高い。江戸時代には行われた記録が残っており、審議会は「現代まで継承された希少な行事だ」と評価した。


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