【山口】冷凍トラフグ、下関からNYへ 組合が今季初出荷

 山口県下関市の下関ふく輸出組合は11月15日、米国向けに冷凍トラフグ約300キロを輸出した。今季の出荷は初めてで、来春までに例年並みの計1トンの輸出を予定している。


ケースに詰め込まれる真空パックのトラフグ


 1989年から対米輸出を続けており、今回は養殖トラフグを出荷。組合に加盟する同市彦島西山町の水産加工会社「畑水産」の従業員らが、有毒部位を取り除いて真空パックした「身欠き」をケース計7箱に詰め、トラックに積み込んだ。


 福岡、羽田空港を経由してニューヨークに到着後、現地の日本料理店に納入される。同社では今後、天然トラフグの身欠きや、白子なども同国へ輸出する。畑栄次社長は「処理したフグは身もプリプリしておいしそうだった。ニューヨークは気温が下がっているようなので、鍋で温まってもらいたい」と話していた。


advertisement