【山口】「新・山本二三展」が始まる 下関市立美術館で

 名作アニメ映画の背景画を手がけた山本二三(にぞう)さんの足跡を紹介する「新・山本二三展」(読売新聞社など主催)が11月19日、山口県下関市の市立美術館で始まった。

 山本さんは、人気映画「もののけ姫」「火垂(ほた)るの墓」などの美術監督を務め、立体的な白い雲はファンに「二三雲」と呼ばれた。今年8月、70歳で死去した。


山本さんの作品が並ぶ会場(17日の内覧会で)


 会場には「天空の城ラピュタ」に登場する空中に浮かぶ城を描いたスタジオジブリ作品の背景画や、制作用具など約220点を展示している。

 開幕式に出席した長男の美術スタジオプロデューサー山本鷹生さんは「父が絵にかけた人生や情熱を感じてもらえたらうれしい」と話した。

 来年1月21日まで。月曜(1月8日を除く)と12月28日~1月1日は休館。観覧料は一般1400円、大学生1200円(いずれも平日は200円引き)。問い合わせは下関市立美術館(083-245-4131)へ。


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