【山口】蹴鞠の世界一を決めるW杯 山口市で1月に開催

 山口市を拠点に栄華を誇った室町時代の守護大名・大内氏にちなんだ蹴鞠(けまり)の競技大会「大内蹴鞠ワールドカップ」が来年1月21日、同市上竪小路の築山跡史跡公園で初めて開かれる。主催者の山口観光コンベンション協会(山口市)は世界一を目指す参加チームを募集している。

 中国伝来の蹴鞠は、日本独自の発展を遂げて宮廷から地方の武士に広がり、西国の実力者だった大内氏も修練必須の技芸としてたしなんだとされる。

先着16チームを募集中

 大会では、現代向けにルールを設定し、「大内蹴鞠」と位置づけた。1チーム6人編成で年齢や性別、国籍は問わない。鞠を利き足だけで蹴り、地面に落とさずに仲間内でつなげた回数を競う。1人が連続して蹴ることができるのは3回まで。予選リーグと決勝トーナメントで優勝チームを決める。

 定員は先着16チーム。参加無料で、申し込みは1月10日締め切り。当日は伝統的な蹴鞠の実演も披露される。協会の担当者は「山口市を代表する観光行事に育てたい」として参加を呼びかけている。問い合わせは協会事務局(083-933-0088)へ。


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