【宮崎】新年へ甘い香り ヤマメの甘露煮作りがピーク

 宮崎県三股町長田の観光施設「しゃくなげの森」で、歳暮やおせち料理用などのヤマメの甘露煮作りがピークを迎えている。年末までに甘露煮5000本、甘露煮の昆布巻き3000本を作り、県内外のホテルや料亭などに発送する予定だ。


ピークを迎えているヤマメの甘露煮などの作業


 同施設では、ヤマメの採卵や養殖、加工などを手がけており、甘露煮には約2年間かけて育てた30センチ以上の「尺ヤマメ」を使用する。


 12月12日には、甘い香りがただよう施設内に直径約50センチの大鍋四つが並び、従業員らが火加減などに気を配りながらあめ色になるまで煮込んだり、昆布で巻いたりしていた。3日間かけて煮ることで骨まで軟らかく仕上がるという。

 同施設の池辺美紀社長は「伝統の和食で新年を笑顔で過ごしてほしい」と話している。

 甘露煮は600~1500円、昆布巻きは800円(いずれも税別)。問い合わせは同施設(0986-54-1367)へ。


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