【佐賀】アート展「ひかりの浮遊」 歴史館が幻想的に! 

 ろうでできた明かりで幻想的な空間を作るアート展「ひかりの浮遊」が12月16日、佐賀市川副町の「佐野常民と三重津海軍所跡の歴史館」で始まった。同24日まで。

 同市在住のキャンドル作家・石田由紀さんが制作を担当。日本赤十字社を創設した佐野常民の博愛精神に感銘を受け、柔らかな光で来場者に優しい心を育んでもらおうと企画した。


揺らめく明かりで幻想的な空間が広がる会場


 展示しているのは、ガラスなどの素材に、ろうを筆で塗り重ねた約20~50センチ大の明かりのほか、1メートル前後の筒状のキャンドルなど。それぞれが揺らめくように照らされ、来場者は椅子に座ったり、ゆっくり歩き回ったりしながら鑑賞していた。

 見る人が無心になれる作品をつくろうと「muninaru(無になる)」という名前で活動している石田さんは「師走に入って慌ただしくなりがちだが、優しい光で気持ちをリセットしてもらえればうれしい」と話している。

 休館は18日。入館料は大人500円、小・中・高校生200円。会場でアンケートに答えた来場者にはオリジナルの付箋などが贈られる。問い合わせは佐賀市歴史・文化課歴史資産活用係(0952-40-7105、平日のみ)へ。


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