【佐賀】長崎線・江北―肥前鹿島が1便増 地元の要望で

 JR九州は、並行在来線区間の長崎線・江北(佐賀県江北町)―肥前鹿島(鹿島市)間について、12月20日から午後10時台の下り普通列車を1便増便する。この時間帯に江北駅に停車する特急などとの乗り換えが可能となり、利便性が向上する。鹿島市などが要望していたもので、同市の松尾勝利市長は19日の定例記者会見で「我々の思いに対応していただき、評価したい」と歓迎した。

 JR九州などによると、増便分は、午後10時3分に江北駅を発車し、同17分に終点の肥前鹿島駅に到着する。これまで、午後10時台に同区間の下り列車はなかった。

来春以降も乗り換えしやすく

 さらに、来年3月16日のダイヤ改正では、長崎線を利用して江北駅で特急や普通に乗り換える場合、同一ホームまたは対面での乗り換えが上下計5本から18本になる。跨線橋(こせんきょう)を渡る形の乗り換えはほぼ半減する。

 市にはこれまで、特に高齢者から、荷物を持って短時間で跨線橋を渡るのは大変だとの意見が寄せられていた。


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