【大分】ウェブでわかりやすく!「おおいた文化財ずかん」

 大分県教育委員会は、県内の文化財を分かりやすく紹介するウェブサイト「おおいた文化財ずかん」の公開を始めた。すべての国・県指定の文化財を含む951件について検索できる。様々な角度から文化財を見ることができる3D画像も掲載。県教委は「学校での学びや観光で県内を巡る際の参考にしてほしい」としている。

「学習や観光で幅広い世代に」



 誰でも使えるデータベースの作成は初めて。国・県指定が944件とユネスコ無形文化遺産や世界農業遺産など7件を登録しており、時代区分やエリア、キーワードなどで検索できる。例えば、豊後高田市にある国宝・富貴寺大堂は「極楽浄土を再現したお堂で、九州で最も古い木造建造物です」とするなど、小学生が読んで理解できるよう100字程度の平易な説明文を付けた。より詳しい説明文や、写真、位置情報なども見ることができる。

 塑造菩薩(ぼさつ)立像(天福寺)や県立歴史博物館(宇佐市)が所蔵する石造仁王像といった19件の文化財については3D画像を掲載。画面上で自由に回転させ、展示施設では見ることができない方向からも観察できる。

 用語集も用意し、専門的な言葉を分かりやすく簡潔にかみ砕いている。

 このほか、県内全18市町村それぞれを代表する偉人を紹介する動画や、文化財を巡るウォーキングマップも掲載している。

 文化財のデジタルアーカイブ(電子保存資料)化は全国的に進んでおり、県でも様々な歴史や文化に親しんでもらおうと2年をかけて作成した。事業費は約1330万円。

 県教委文化課は「今後、さらに情報を更新していく。子どもに限らず幅広い世代に活用してもらいたい」としている。


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