【熊本】市電に10年ぶりの新型車両 熊本城をイメージ

 熊本市電に約10年ぶりとなる新型車両が導入される。3両編成の超低床車両「2400形」で、外観は熊本城をイメージした黒と白のデザイン。年内にも運行を開始する予定で、市交通局上熊本車庫(熊本市西区)では9月8日、市民向けのお披露目会が開かれた。


年内の運行開始が予定されている市電の新型車両


 同局によると、新型車両の定員は112人で、全長21.35メートル。車長・定員ともに九州の路面電車では最大となり、2025年度までに計4編成を導入する。車内には折りたたみ式スロープや車いす・ベビーカー用スペースも設けられている。従来の市電の最大定員は80人で、輸送力の向上による朝夕の混雑解消が期待される。


公開された新型車両の内部


 お披露目会で新車両と記念撮影をした熊本市の小学4年の男子児童(9)は「正面のデザインが特にかっこいい」と目を輝かせていた。


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