【佐賀】笹沢左保さん設立の「青年塾」をテーマに企画展

 佐賀市富士町の笹沢左保記念館で10月17~21日、「青年塾と笹沢左保」をテーマにした企画展が開かれる。


企画展「青年塾と笹沢左保」のチラシ


 青年塾は、笹沢さん(2002年に71歳で死去)の著作が200冊に達したのを記念して出版した「明日はわが身―心ある親のために―」(集英社)がきっかけで発足。家族のあり方などを社会に問いかける内容が読者の共感を呼び、笹沢さんが塾頭になって1982年に設立され、各地に広がった。記念館の島ノ江修治館長は「世直し運動的な活動になった」と振り返る。


 企画展では塾の足跡などを紹介。20日午前11時と午後1時半には、佐賀県で塾長を任された同市新生町の元刑務官実松綱雄さんが講演し、尊敬と親しみを込めて「おやじ」と呼んだ笹沢さんとの長い交流を振り返る。


実松綱雄さん


 入館料300円。絵画展や漫画家による似顔絵コーナーもある。似顔絵は19、20日に先着15人(500円)。問い合わせは島ノ江館長(090-5287-8431)へ。


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