【大分】「日本遺産」をPR 九州・沖縄15地域で協議会
九州・沖縄の「日本遺産」の推進団体同士が協力してPRなどに取り組もうと、「日本遺産九州沖縄連携協議会」の設立総会と第1回総会が2月12日、大分県豊後高田市役所で開かれた。各団体が、協力して情報発信や周遊ルートの開発などを行うことを確認した。
「ストーリーを大事に」
日本遺産は、文化財をストーリー(物語)として発信する文化庁の取り組み。ただ、各地域は知名度不足や地域振興につながりにくいといった課題を抱えており、九州・沖縄の15地域(候補地域を含む)が団結することにした。
総会には、「鬼が仏になった里『くにさき』」(豊後高田市、国東市)、「やばけい遊覧~大地に描いた山水絵巻の道をゆく~」(中津市、玖珠町)など4地域の関係者計12人が参加。会長に選ばれた佐々木敏夫・豊後高田市長が「ストーリーを大事にしながら遺産の発展、推進に努める」と述べた。
2月末から熊本県八代市で行われるウォーキングを楽しむイベント「九州国際スリーデーマーチ」で各日本遺産をPRする。