【大分】和紙のひな人形ずらり 臼杵で「雛めぐり」開催中

 和紙で作ったひな人形を楽しむイベント「うすき雛(ひな)めぐり」が、大分県臼杵市の城下町で開かれている。3月9日まで。

質素倹約の歴史伝える


旧真光寺に飾られたうすき雛


 江戸時代後期、臼杵藩主が藩財政の立て直しを行う際、質素倹約のため紙で作った人形以外、雛飾りを禁じたことに由来する。


 市観光協会などでつくる実行委員会によると、当時の人形は残っていないものの、市民らが文献を参考に「うすき雛(びな)」として再現したことをきっかけにイベントが始まり、2025年で20年目という。

特産品が当たるスタンプラリーも

 市観光交流プラザ、複合施設「サーラ・デ・うすき」、旧真光寺、久家の大蔵の4か所を中心に、参加店舗などを含め計約3000体のうすき雛を展示。期間中は特産品セットなどが当たるスタンプラリーといった催しも企画している。

 問い合わせは市観光協会内の実行委員会(0972-64-7130)へ。


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