【熊本】災害ボランティアを募集! 大雨被害の自治体で

 大雨による被害を受けた熊本県内の自治体では、ボランティアの派遣や要請を受け付ける「災害ボランティアセンター(VC)」が開設され、浸水被害を受けた民家などの支援が始まっている。

天草市は8月14日に開設


浸水被害に遭った民家で泥をかきだすボランティアたち(天草市で)


 天草市では8月14日午前9時に開設された。ボランティアたちは、市社会福祉協議会の職員から熱中症対策などの注意点について説明を受けると、浸水被害に遭った民家に向かい、クワなどを使って床下にたまった泥をかきだしていた。

 宇城市から参加した中学校教諭甲田正さん(50)は「テレビやSNSで被害を見て、少しでも役に立ちたいと思った。今後も参加したい」と汗を流していた。

 市によると、建物の浸水被害(14日午前8時時点)は床上約140件、床下約740件が確認されている。市は12日、市社会福祉協議会にセンターの設置を要請し、14日から同市川原町にある本渡南幼稚園(休園中)で受け入れが始まった。

 午前9時~午後4時、当面の間開設する。ボランティアの要請や参加などの問い合わせはセンター(080-6446-6544、080-1773-6503)へ。

サイト:天草市災害ボランティアセンター

被災の各自治体でも準備始まる

 玉名市は13日に災害VCを開設し、ニーズ調査やボランティアの登録作業を進めている。18日からボランティアの派遣を始める予定という。問い合わせは玉名市社協(0968-71-0080)へ。

サイト:玉名市災害ボランティアセンター

 熊本市は15日、同市西区花園5の「花園まちづくりセンター」に開設する予定。ボランティアの派遣要請は市ホームページや電話(080-9704-6805、080-9704-6928)で申し込むことができる。参加者は市公式アプリ「くまもとアプリ」で受け付けている。

サイト:熊本市災害ボランティアセンター

 県内ではこのほか八代市、美里町、玉東町、氷川町、甲佐町でも開設されている。上天草市は15日に開設予定で、宇城市も準備を進めている。


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